ババゴン帰宅

 今日はそうはとんやがおろさなかった。
 帰宅。怒る。入るなり、戸をどんとたたく。送ってくれたスタッフ君が「午前中は外の桜を見て、喜んではったんですけどねぇ」と言う。それでも大進歩。初めて行った去年の1月は、終わりの4時までもたなかったのだから。ばあちゃんは去年よりひどいから、スタッフの皆さんの忍耐と頑張りがすごくなったのだ。ありがとうございます。
 さて、着替えさせようにも、これだけ怒るとただでも通じない日本語がなおさら無力。ズボンをはく所でつまづいた。怒るのをとめなかえれば、とてもまともな動作はできない。一喝!
 まず牛乳、と思っても、がつがつしそうで、しずめてからでないと...とにかく暇がいった。「部屋の布団で昼寝」と耳元でささやいて(これが一番効く。最初に一喝で、静まったら、あとは耳元でささやくのだ)玄関に洗濯物を干しに出ると、なんだか、ばあちゃんの声が外で聞こえる。出てみるともう靴下のまま、下へ向いてとことこ下りるところだった。ばあちゃんの縁側から出たかと思ったら、そうではなくて、玄関から出ていた。自分の靴も私の「つっかけ」もあるのに、何もはいていなかった。あ〜あ〜