竹の子

 朝から竹薮に行くと、あるある。掘って学校に持って行った。
 2時間目は家庭科の授業だ。道具の名前と使い方を習い、キャベツを切る実習をする。手をあげた順に指名されて、前に出て切る。担任のお兄さん先生が、なんと上手!上手!
 次に竹の子の皮をむく。「どんどんむいたら、中身がなくなるぞ」と言われている。
 根を切り、二つに割ってゆでる。そこで2時間目が終わり、鍋を持って先生の部屋に戻ってゆでる。部屋にいるとわかりにくいが、外から入ると、竹の子をゆでる「におい」がする。
 先の柔らかい所を選んで、縦に切り「さしみ」で食べる。しょうゆだけ。うまい、がまだ少し「えぐみ」が残る。ゆで汁につけたまま、さましておかねば、ね。でも、何でもすぐに食べたいんだよね。「えぐみ」も勉強さ。