「トーン低い」

 朝、起こしたときはおねしょで布団がグッショリだった。最近はおねしょもない、というより、厚型紙パンツに納まっているのに、さすが、ステイの水分補給が多かったのだろう。足もむくんでいたから。
 今朝は、しずか〜にデイに行く。と思ったが、とんでもない。玄関で靴をはいてから、ベストを渡すと後ろと前を反対に着ていた。中途半端な寒さのときに、割烹着をしばらく着せていたが、まさか、覚えているわけ、あるまい?帽子も裏返してかぶっていた。すま〜して...
 
 帰ってきた。そのときこそ、怒っていたものの、ふと見るとうつらうつら...「こんなところで寝てもしょうがない。布団で寝て」と言うと「わかりません」と言いながら行った。干して取り込んだままの敷き布団をかぶって寝ていた。全然気にしない。
 連絡帳には「1日じゅう、うつらうつらで、トーンが低いようでした」とある。見るのも楽!ではある。
 起こして畑に行こう。手ぬぐいを渡すと、両手で後ろでむ結んで「よだれかけ」に見える。
 外に出たら、不思議なことに、私のすぐ後ろをついて歩く。影のようだ。変だぜ。