バスはホテル「TAITO」へ 4時54分出発  予定では3時30分

 高橋さん「湿原に道路を作るのは難しいのです」また雨だ。「星が浦病院」の看板が見える。『脳神経外科』『回復期リハビリテーション科』とある。
「お疲れ様。観光終了です。ホテルには5時47分に着く予定です。混雑状況ですか?貸切道路です」たしかに車、少ない。
「今日の夕食は私たちもおよばれいたします。小食ですから...ドライバーですか?ご飯3〜4膳です。アルコールは飲みません。私ですか?飲めません、おなかいっぱいしか...」「樽、一杯?」まさか!
「今朝の日の出は3時40分でした。3時半に起きた人、いますか?」左に馬がいた。3頭で、茶色と灰色だ。雨の中...牛もいる。牛も馬も雨は平気だよね。野生だもん。
「皆様、今日の感想はいかがですか?」「ボートがよかった。ぼーっとして...」これはつねあき君。最前列右が安永ママとももちゃん。中央補助席が側さん。左がつねあき君で窓際が私。「必死にバトルしたよ。どれが一番になるか、いうて...」ライフジャケットはあっても、ももちゃんは冷え切っている。おとなしい。
「川下りしないグループはバスで観光しました。私はバスの床掃除をしました。泥は細かい粒子になり、乾くと舞い上がるのです」大変ねぇ〜。ガイドさんは重労働や。「動かないと長生きできないよ」とつねあき君が言う。あんたは動きすぎや。開腹手術後、まもないんやで。大事にしてね。
「お父さんは(悦子パパ)お疲れですか?」寝ている...
養護学校の見学のときは、先生がマットを敷いて、疲れた子を寝かせておられます。普通の観光では後ろにベッドをセットできます。また、最後尾の席を向かい合わせにして、サロンカーにもできます」
 5時14分、道がでこぼこだ。居眠り防止にギザギザをつけてある?
「ガイドも体力勝負です。今、30歳ですが...」無理矢理、拍手を求める?「ねえ、高橋さん、私達、つねあき君と側さん、60歳還暦トリオなのよ〜」と私が言う。前どうし、内緒?話。「お祝いする約束なのよ〜」うふふ。高橋さんが「字を書いて、バスに酔わない?」と訊く。「幼稚園からバス通学だから慣れてるのよ」
「明日もこんな天気でしょうか?皆さんが帰られると良い天気になったり...VIPなお客様ですからね」ももちゃんが「偉い人のことでしょ?」と言う。そうよ。・・・途中、略・・・
「道路際にある鉄板は、11月に立てて、壁になり雪除けになります。道路に雪が入らないように...」
 5時27分、バスを止めて悦子パパを座席に移す。車椅子は限界だということ。バスの座席に腰かけたほうが姿勢が正しくできるらしい。それなら、初めからすればよかったし、苦痛を与えずにすんだのだろうが、なにごともやってみなければわからないことの連続。うちのばあちゃんもときに、あっと驚くことをして、いつも「しまった!」の連続だ。先回りできるものではない。
 5時30分、民家が見えた。
 5時35分、ホテル着。トイレ休憩。