マイクロバスでホテルに帰る 8時18分出発

 「皆さん、そろってますか?一人足りない、1匹多い、ないですか?残念ながらクマさんに会えなかったですね」いいよ、会えなくて...帰りの草原で、向うの山の草原部分に黒い固まりがあり「クマか?」と思って双眼鏡で見ると...枯れた木だった。よかった...
 途中でマイクロバスを止めて、反対車線の車に「クマ除けの鈴」を渡す。ガイド仲間さん? メモに「きらぼたみさき」と書いたんだけど、今となっては?思い出せない。道路標識か? 
「昭和の初め、丹頂は絶滅と思われていたのですが、再発見され、昭和12年に天然記念物になりました。そのときは33羽でしたが、去年の一斉調査では1030羽です。記念すべき年ですね。『千羽鶴』1000羽になるのに60年かかっています。4月に2個、卵を産み、2羽かえる。32〜33日抱卵しますが、4〜5時間で親が交代します。夜はメスが抱きます。オスは警戒ですね。えさを食べ、3ヶ月100日で親と同じ大きさになります。秋になり越冬はホテル周辺で、2月に子別れします。せいぜい10ヶ月。丹頂の巣は湿原、森の向うです。樹木のないキタヨシの林に作ります。直径2m、深さ50cm。
 江戸時代は日本全土にいたそうです。千歳、舞鶴、など鶴のつく地名がありますね。将軍様は鶴の肉を召し上がったそうです。鶴亀、松竹梅、とおめでたい象徴に言われます。鶴も亀も長生きです。千年も生きていたら、つるつるつる...鶴だらけになってしまいます。自然では35〜40年と言われます。鳥としては長生きでしょう。亀は?去年、ボストン動物園で亡くなったゾウガメは168歳だったそうです。
 丹頂の1つがいが生涯に何羽のひなを産むか?大人になるまでに4年かかります」
 8時32分、親1羽、ひな1羽発見。左はとうもろこし畑。右は牛。
「1頭の牛は1日にどれぐらい乳を出すと思いますか?平均で40ℓ、品評会に出すような優秀な牛は60ℓだそうです」
 左に黄色い花。山道に入る。時速65〜70km。
 8時38分、丹頂1羽。オスかメスか、見かけではわかりません。先に一声がオスで、あとから二声がメスです。鶴の一声。コー、カッカ」「一言多い!」「それはひと!」誰が言ったのでしょう?
 8時39分、どさんこ牧場。
 8時40分、エゾシカ、右に1頭。
 8時42分「左にマタタビの木があります。葉は緑から白になり、ピンクに変わる。昔、旅人が休んでいた。マタタビの実を食べたら、元気になり、又、旅を続けた。だからマタタビ。カロリーが高く、おいしい木の実でTAITOの売店にあります。キーウィといっしょです」
 8時45分、牧草地、風で草がこけている。牧草のロールがごろごろ。和田さん「ロールは菌が入らないようにビニールで包んでいます。ビニールの色が、白、黒、青、いろいろですが、なぜだかわかりますか?」メモに「まるちゃん、絶好調」と書いているが、忘れた。いつものギャグを言いまくったか?
 答えは?「別に意味ないです。本人の色彩感覚です」なぁ〜んだ。また、色によって吸収率が違うとかあるのかと思った。野菜の畝のマルチでは、黒は温める、銀のアルミ色は虫を寄せ付けないとか、あるらしいよ。
 右は黒色地面にタイヤが積んである。「昔はよく写真にあったサイロが見当たりませんね。サイロは建築費用が高いのです。今は、バンカーサイロといって、土の中で発酵させます」
 右は大根。「甘いです。丹頂大根といって、首都圏に出荷します。寒暖の差があり、甘くなります。鶴居の名産で『丹頂鶴居農協』から出荷します」
 川はせつり川。下流は凍らないので鶴の越冬地。600羽集まります。」
 きくち農場。無農薬でおいしい野菜。
「鶴はなぜ、1本足で立っているか?」???「両足上げたら、こけるからです!」あはは、あはは...吉本新喜劇、行って。「鶴の皮膚露出は頭だけです」
 TAITO着、ぴったり8時54分。部屋に戻って更衣。足に湿布を貼る。痛くなる前に。用意がいいでしょ。