乗り込む

 行きはもたもた。帰りはすいすい。もちろん「行きの遅れ」が伝えられて教訓になったのだろう。「車椅子の人」「サポートの必要な人」「一般」という枠をはずし、我々「つどい場さくらちゃん」は団体行動になった。後ろの席から乗る。右(窓)から夫・私・いっちゃん、通路であった。すぐ後ろは信濃のお殿様ご夫妻とつねあき君だった。車椅子組は前のほうだ。
 いっちゃんは「さくらちゃんの旅、ブリコラージュに投稿したらどう?こんなに車椅子の多い旅は珍しいんとちゃう?」と言う。まったく!こりていない。「何事もないように」はらはらどきどきしながら目配りしている人の存在に気づいていない。まったく、もう〜。