俳句

 旅の俳句を作るべく、昨日になってからとりかかったら、やはりできなかった。山道を歩きながらは作れない。歩くペースとメモを取る・感じるペースが俳句に向かない。帰ってきてからはとりあえず「旅日記」書かねば忘れてしまうもの。
 今までの旅で一番印象に残るのは
ジェット機の雲の上なる三日月」(みっかづき、と読む)知床の帰り、台風がきていた日。
 今回も雲の上の夕焼けは見事だった。
 
 今日の句で私が選んだのは
  夏草に隠るる水の語り口
  兵児帯の蝶々結び初浴衣
 
 また悲しいお知らせがあった。仲間の一人が亡くなられた。2年ほど前に癌がみつかり、難しい手術は成功して一時は「命拾い」と言われていたが、転移して闘病され、最期はホスピスで暮らされたそうだ。お子さん達の家族とは離れていたので、一人で凛として生きておられた、と周りの人は感心しているが、今は長尾クリニックのように往診・在宅医療があるので、自宅で過ごすことはできるのになぁ、いろいろな条件があるからなぁ、ホスピスもいいか、といろいろ思ったことだった。