お礼

 良いお天気の日にお手伝いに行って、今日は朝から雨だ。
 お寺から檀家の皆さんに「志」のお礼を預かってきたので、届けに行った。野菜をいただいたお礼も伝える。
 青ずいきをいただいた人には「男の人も喜んでくれはったよ。どんな形か、知らんので、来年は葉をつけたままの姿の物を1本だけでも残しておいて、食事のときに、男の人にも見せてあげてね」と伝えた。
 普段はあまり行かない家々をまわったので、家のすぐ裏の田んぼを猪が暴れてつぶしてしまったのを見てびっくりした。また家と店の間の斜面に来て、土を掘っている。夜中や朝方に猪に出っくわしたそうで、怖い!「80kgはありそうな大きなやつや」と言う。「アライグマも来て柿の木に登って、食うてるねん。石を投げつけたら『フーッ!』言うて怒る。気が強いわ。野生の王国になりそうや」と言われる。どんなんや?人間の方が住みにくくなってきた。百姓には希望がないなぁ。いやになってきた。「栗の食い方。皮を残して中身だけ食っているのがアライグマで、しがんで吐き出しているのが猪や」と言う。そうやったんか...