続き

 (ここでメモ用紙が無くなり、さくらちゃん便せんを使っている。罫線が広く書きやすいので文の形になっていて、意味もたどりやすい)
安永さん:人がいない。今、いる人を大事にする。組織として働く。「何かあったら組織として君を守る」(と上に立つ者が言い、働く人にせいいっぱいやってもらう)
 まるおさんの言葉にひっかかる。見送ったときの言葉だ。見送るとき「今までみていてよかったね」とまわりが認め「よくやった」「しっかり見送ったから安心だ」と言ってあげる人がいなかったのか?共有できていない。
品田先生:福祉の人材ですが、せっかく介護に来た人がまた医療に戻っていくのではないか?カナダでも優秀な人材はアメリカに流出する。看護師の流出と確保について。
長尾先生:看護師さんや在宅訪問看護師さん...これだけの人と話すのは初めてで、テレビニュースを見ると、どんどん少なくなる。第二次世界大戦後、産業だ、医療費削減だ、とやってきた。道路にかける金を介護にかけて...みんな耐えることに慣れきっている。今まで声をあげたことのない人が声をあげ始めた。
品田先生:その通りだが、それを言っても意味はない。介護は他人だからできることがある。二極化か専門化か、しか道はない。魂はあったのか?
三好さん:チャンスだ。介護。生き甲斐を感じられるところへ行こう。美瑛だ!不景気、チャンスだ!まるちゃんの事業が脅威にならないと...
丸尾多重子さん:これを継続するのは難しい。真面目な人が介護すると煮詰まる。ほっと息を抜く。聞いて、泣いて、食べて、言いたい放題。そして自分の中で整理していける。認知症の人を介護する家族、声を出し、感情に入らず、同志として...夜になると、さくらちゃんの電話が鳴る。安心できる施設なら預けるよ。
品田先生:残り15分になりました。一言ずつ...
鳥海さん:「きざみ食」「ミキサー食」の話を忘れていました。自分が食べてみると「きざみ」ほど不潔な物はない。自分が食べるとわかる。
安永さん:自分の職員を守る。10年目にして始めて赤字になりました。でも給料は下げない。上の者はいつも考えを表明し、日々繰り返し...自分は「NPO法人つどい場さくらちゃん」の理事で毎月のように職場(「ほの香」)を空け、こちらに来ている。そのうち移住してくるかも...
長尾先生:正直言ってびっくりしています。初めて聞く話もある。来年もあるかないか?あれば拍手したい。中国では診察に20万円、手術は1億円、保険無しです。カナダのナースはアメリカに行く。アメリカの金持ちだけがひっぱるのです。金の無い人は医療を受けられない。日本が世界一というのは国民皆保険制度が良かったのです。みんなの力で守ることです。産業としても成長産業であると思います。
牧里先生:「かわりもん」をみつける力が必要だ。「クレームはサービスの質を上げる」などと言う「かわりもの」 フィリピンの人にも暮らしがある。日本が気にいれば定住して働いてくれる。ライフヒストリーを作りましょう。家族には負ける。良い介護を作りましょう。だめだ。これこそ、カリスマケアワーカー。(ここのメモの意味がわかりません。忘れた...)
中村さん:専門学校は、元看護師が講師である。これがだめ。介護は何たるか、介護観に国民的合意が無い。我々が出すしかない。施設はさらけ出そう。施設があってもだめ。園田苑ができて、まわりの地域が変わったか、が仕事。高等なことはよう言わん。園田苑で一番人気はバングラディッシュの青年です。その人が来たとき、苑のじいさんは言ったんです。「あ!土人や!」ところが一番...
品田先生:中村さん、時間です。
 (壇上の方々は下りて、休憩)