「年寄りいうたら、そんなもんちゃうか?」

 昨夜、同級生から電話がかかってきた。22日の同窓会の日に、先生にさしあげるお土産を頼んである。「篠山いうたらヤマノイモと黒豆!」と言う。すべておまかせだ。お願いします。
 「うちは、もっと前に、黒豆を干してたら、ばあちゃんが生のうちに皮をむくねん。しわしわになってしまうやん。ちゃんと乾いて皮がパンとはじけるの、待ちきれへんねん。それで黒豆を植えるの、やめた」と言うと「年寄りいうたらそんなもん、ちゃうか?」と言う。「うちのばあちゃんも、火をいこして(おこす)危ないねん。火事にならんように気をつけんと...」とも言う。田舎は七輪や豆炭や練炭やって時代やったわ。今も使っているのだろうか?私が「うちのばあちゃん、炊事が嫌いでガスなんか使わへんから助かったわ」と言うと「うちはまだまだ...」だって。
 「年寄りいうたら、そんなもん」かぁ〜。おおらかというか、田舎の年よりは大家族なら、年をとっても何かしらして暮らしている。庭の草引きもある。ござの上に座り込んで草を引いていたり...