「本人の思い」

「サービス担当者会議」のことを出してみた。「ばあちゃんをどうしたいか?と訊かれた」と言うと「そうではなくて本人の思いをどう受け止めるか、でしょう」と言われた。本人の思い?忘れていた。
 あはは。何、考えてたん?てね。本人かぁ...
 私が言うなら、サービス提供者はもっとばあちゃんを知ってほしい、ということやね。「ぼけばあちゃんが何を思うか」を知って接してほしい。
「ばあちゃんが怒ります」と言われるので「耳が聞こえないから、わからないからです」と言うと「聞こえてますよ。何度も訊きますよ」と言う。聞こえないから何度も聞き返すのでしょう。「見えていません」と言うと「へぇ、そうですか?」と言われるでしょう。見えているか、いないか、本でもメモでも読ませればわかるでしょう。あ、ばあちゃんは近視だった。部屋の入り口からのぞく人をさして「あの人、だ〜れ?」と訊けば見えていないのがわかるでしょう?
 いろいろやってみて、と思う。リクレーションしながらでも観察、ご飯のときも観察、なんでもかんでも見て「見えてる?聞こえてる?わかってる?できる?できない?」って探らないと、世話はできないと思う。
 想像力。安永さんや鳥海さんが言う「思いの共有」