質問と回答は略

 講演の前の準備中に先生に「たたかうおばあちゃん」を見てもらうつもりだったが、機械の調整中だったので、あとから写真を見てもらった。「ばあちゃんの笑顔が良い」と言われた。今は笑わないから、このときが最高だったのだ。
「住み慣れた環境は心を癒す」というのが今日の講演のタイトルについているが、ばあちゃんは8年もデイに行き、今は月の半分をステイで過ごすので「どちらが本家か?」わからなくなっている。「住み慣れたステイ」だ。夕方になると「帰ります」と言うし、朝も起きるなり「行きます」で「ご飯は要らんのかい?」と思う。「ええ加減にせい!それなら、はよう、入れてもらい」と思っていたが、でもそれでもいいのかも知れん。先生の話を聞くとそう思うようになった。
 ところで、今日「つどい場さくらちゃん」で、はり治療を受けている時、はりの先生に言ったのだ。「ここにいるとほわ〜んとなって、時がとまっているような、別世界のような気になる」早く帰って仕事をしなくちゃ、と思わなくなるのだ。先生も「皆がそう言ってますよ」と言われる。「これは危険だ。早くまるちゃんと縁を切らなければ...」と言うと先生が笑った。あはは。まるちゃんと仲が悪いわけではないし、離れたくないのだが、ときどき「それは違うやろ?」と思うんだよな。