隣の介護者の集い

 まるちゃんが隣の町の「介護者の集い」に呼ばれた縁で、私も呼んでもらった。隣の町も市役所は遠い、大きな病院が遠い、利用できる施設が限られている。また同じ施設を利用しているかも知れない。それなら話が共通するし、同じ問題があれば一緒に考えよう、と思うので、呼んでもらって嬉しい。
 まず社会福祉協議会の分区長さんがこられた。介護者の方が数人とボランティアさんが2人だ。この人数なら悩みを吐き出せる。
 自己紹介をしてまるちゃんが延々と話す...ようだったので「とまって」ととめた。(終わってからまるちゃんが講師謝礼をいただいていた!講師だったのか!それは途中で止めて失礼なことをした。世の中広しといえども講師をさえぎるなんて...私のほかには、いるまい?)
 奥様を介護なさっているおじさまが話された。「人生の先輩」にお会いできて、有意義だった。ほんとに優しいおじさまだった。さくら会の会長さんはパワフルで押しが強くて、それとはまた違った味をこの方はお持ちだった。
 また女性の方では、ばあちゃんと同じ施設を利用されている人がおられた。私が「こちらの施設では合わなくて、ばあちゃんがすぐに怒り出して...」と言うと「あぁ、やっぱり、合わないこともあるのですね。私はつい遠慮して『すみません。おばあちゃんがわがまま言ってご迷惑かけます』と言ってしまいますが、おばあちゃんのせいではないのですね」と言われた。
 この建物には「地域サロン」があり、月曜から金曜までの日中、ボランティアさんによる美味しいお料理やデザートが提供されている。私たちも「スペシャルデザート」をご馳走になった。苺のジェラートやケーキで、お腹いっぱい、心もほんわかになった。ご馳走様でした。
 ただ一つ、広い立派な会議室でした。テーブルを寄せて狭くして、お互いがもっと接近して話せばもっとなごやかになったと思います。「こたつ蜜柑」の人数だったので、それだけが惜しい!です。