ミシン

 ばあちゃんを連れて応接間に行く。ばあちゃんを座らせて私はミシンをかける。エプロンの袖口のゴムが伸びたが、入れ替え口が無い。縫い目を解いて縫い直そうと思い、しつけをかけておいた。それを今から縫う。ミシン台をフリーアームにして縫っていく。返し縫いもできるようになった。説明書よりも「慣れろ」でやっているうちに慣れてきた。子どものころは足踏みミシン、買い換えて電動ミシン、そしてこれが3台目。超低速で縫っている。
 次男が中学時代に学校の家庭科で縫った「トートバッグ」が使わないままおいてあった。端が縫い足りないのを縫ってみた。布が太いので低速で縫ったらうまくいった。これで使える。次男は器用なほうではない。それでも子どもたちが小さい頃は私もいろいろな物を作っていたので、子どもも側で針と糸を持っていた。フエルトを2枚合わせて切って、周りを塗って綿を詰めてぬいぐるみのような動物を作って「布パズル」や「布すごろく」をしていた。
 中でも「布のクリスマツツリー」がお得意で、土台のツリーに白い面ファスナーを縫い付けて「雪」に見立て、「キャンドル」「サンタさん」「プレゼントボックス」「りんご」などなどの貼り付けパーツにも面ファスナーをつけて、つけたりはずしたりして遊ぶ。うまくできて「手芸雑誌」の「手作りページ」に写真を送り、掲載されたこともあった。うふふ。今はそんなひまがないし、やはり、子どもが側で「はよう、作って」と待っているうちが華やね。