「ベターケア」のアンケート

 私が「もうすぐ100枚になるかも?」と言うと「そんなに芳林社から掲載誌をもらったら倒産するわ」なんて失礼なことを言う人がいる。それなら私がその分、寄付するわ。また別の人は「『人生の最期』なんてアンケートしてどうするんですか?何のねらいですか?みんな、真面目に書いているんですか?」と訊く。なんで私の足を引っ張るか?
 真面目に書いていますよ。だって道行く人に用紙をばらまいたわけではありません。『たたかうおばあちゃん』の読者であること、という厳しい!条件がついているんです。
 お子さんが病気だったり障がいがあったりして看護・介護されている方、または伴侶や親やお子さんの死を体験された方、書きにくいこともあったでしょうし、あふれる想いをなかなか言葉にできなかったかも知れません。そうではない人も「重たいテーマね」「避けて通りたいけど、考えなくてはいけないわね」と言いながら届けてくださいます。
 「20日まで」とお願いしたので、昨日は郵便受けの手紙が束になって輪ゴムで留めてあったし、ファックスもあふれていたし、持って来てくれた人も何人もいました。
 大きな封筒に協力者の名前を書いて、用紙は裏返して入れておいたのを、数えてみたら、143人。私はとても嬉しいです。
 アンケートの趣旨に「介護に直面していたり、介護を体験なさった方、あるいは将来、介護の周辺で仕事をしようとする方々が、人生の最期をどのようにとらえているか」とありますが、それにあてはまらない人もいるかも知れません。それは集計される方にお詫びいたします。それでも「書きたい」気持ちをとめることはできなかったのでした。