介護疲れ

 清水由貴子さんが亡くなった。お母さんを介護されていた。「ひとりで何でも背負い込んで、誰にも相談せずに」と報道されている。
 背負い込んではいけない。「助けて」「手伝って」ってSOS出さなきゃ。
 「おまえみたいに『ばあちゃんがぼけた』て言いまわるもんは、おらんかったやろう。おまえが最初やろう」と夫が言う。そうかなぁ?「たたかうおばあちゃん」だよ。ばあちゃんが「草、引かんと、草、絶えへん」とたたかっているころ、私は「なんでこうなるの?どうしたら、ばあちゃんがおとなしく扱いやすいようになるの?」と探して闘っていたもの。
 夫は「それでも、そのあと『うちの親、ちょっとおかしい』とか『嫁さんがおかしいねん。困ってるねん』とか言う人が出てきたもんなぁ。『ばあちゃんは歩く広告塔。みんなでぼければこわくない』」と言う。