社会福祉協議会の分区の「介護者の集い」

 介護中の人はなかなか出られないので今回も3人。介護していた人が亡くなり「介護経験者」になった人が2人。障害児のお母さんが2人。
 市役所の人、地域包括支援センター、保健センター、障害者支援センターの人たちが来た。毎回出席の人よりも、市役所の人を初め、新人が多い。
 先手を打っておいた。つまり、座席についている人に「たたかうおばあちゃん80号」と「ベターケアーのたたかうおばあちゃん」コピーを配るときに「大変だったんですよ」とか「市役所の返事がなってないよ」と言いながら渡す。彼らは若いので「ここでうかつにものを言うと揚げ足を取られて危ないぞ」と思うだろう。 
 介護者は自己紹介でかなり詳しく自分の状況を話す。私も「ばあちゃんは日本語が通じない」話から「たたかうおばあちゃんセット」を送った返事までひと通り話す。
 若いお母さんたちが元気だ。おかげで「たたかう」雰囲気になる。「集い」も様変わりしたのかしら?メンバーによるのかしら?
 昼食になり、テーブルを寄せて話し込む。
 「ガイドヘルパー」の話になり、お母さんが「自分の用事だけでなく、趣味や休養のためにとってよい、なんて知らなかった」どいう。私もまだまだ経験の浅いころ「人間、誰だって、年に一度は海外旅行を楽しんでいい。そのためにショートステイを使っていい」と読んだときは涙が出たもん。お母さんたちは「子供が生まれたときから、ずっと自分で世話をしてきたから、それが当たり前だと思っていた」と言う。「こんなサービスが使える」という情報が大事だよね。
 それも障害児を持つ先輩の親たちが運動をして勝ち取ってきた成果なのだから、きちんと伝えて受け継いでいくことが大切だと思う。