年末ご挨拶

 教え子から葉書が来た。
「年賀状を書こうとして、あ、先生には書いてはいけないんだ。では手紙、 という訳で書いています。僕はまれに見る筆不精です」とある。
 とんでもない。そんな書き出しで葉書が来たのは初めてだ。教え子ってありがたいと思っていたら、今日は別の教え子からメールが来た。
「早いですが年末ご挨拶です。来年は出版イヤーでしょうか」あ〜「編集長さんからのメールでは、3月末を目指すそうです」と返信すると「桜を待ちましょう。きっとそれがタイミング!」と返ってきた。こいつはいつもそうなんだ。私を見透かすようにピタッと書いてくる。そして優しい。