「介護者の集い」

 地域の社会福祉協議会の主催だ。
 「ベターケア」のちらしと「介護者の集い」を配る。
 今日は初参加の介護者が多かった。「たたかうおばあちゃん」も「ベターケア」のコピーも品切れになってしまった。
 「初めてですか?」と尋ねてお名前を教えてもらった。「あとでクロネコメールで送るわね」と言っておいた。
 
 初めに自己紹介をする。
 次に「地域包括支援センターから最新情報をどうぞ」と司会者が言った。これが間違いのもとで「今、介護認定を受けたのに、使わない人がいます。家にヘルパーを入れたくない人がいます。家の中はゴミ屋敷のようなのに、または『ご飯はちゃんと食べているのだろうか?』と気になるのに、私たちは何もできません。また、親の年金をあてにして、働かない子供がいます」
 !!!
 「最初からそんな暗い話をしないで下さい。私たちはそんな話を聞きにいたのではありません。ちょっと私にしゃべらせてください」と言って「たたかうおばあちゃん紙芝居」を持って議長席に行った。
「ばあちゃん、これ、誰?」とやっても、会場が笑ってくれない。「ここで笑って」と言ってあげた。
 とっぱしの地域包括支援センターの人の話が初参加の人にはきつすぎた。大体「介護者をはげます集い」なら、プロの人や役所の人間に発言させてはいけない。介護者の神経を逆なですることを言うときが多い。前科もあるのだよ。
 
 ベテラン介護者が良いお話をされたので、私も「注釈です。この方の素晴らしいところは奥様に対する愛情です。もう一つはヘルパーさんを集めて『こうしてほしい』と言いながらプロを教育しておられる。わたしたちもケアマネさんを通じて困ったことは話し合って、現場の人にもわかってもらうことが大事よ」と追加。
 他にも障害を持つお子さんのお母さんの話を見ても聞いても「何、それ?」と言いたくなるひどい話とひどい対応の連続。なっとらん!とストレスがたまった。
 初めて来た人が「また来たい」と思うように、お手紙で励ましてあげなくては、ね。