施設長さんと話す

 「厚労省パブリック・コメントです」と言って、私がつけた手紙「紫陽花の会と『たたかうおばあちゃん』読者の皆さんへ」を見せた。
 「公募はたまにありますね」と言われた。そうか、私が知らなかっただけか。
 「私が読んだ本には、2006年に改定された介護保険では、軽い人が認定されなくなっている。今まで要介護1だった人が、要支援になった。今まで使えていたサービスが使えない。レンタルしていたベッドも取り上げられた。『どうしたらいいの・死んだほうがましだ』と言っておられる。うちのばあちゃんの例では、軽い時期に手厚く保護する。サービスを使いやすくする。そうすれば重度化するのを防げて、結果として介護保険の利用が減り、全体にかかる費用が少なくなる」
 「それで『介護予防』の観点になったのですが」「私、あれはもう一つよくわかりませんので、ノーコメントです。『予防』ではなく、現に困っている人が使いやすいように、ということです。認定のしかたも不十分で『目が見えないのに認定されない』と困っている人もいます」と言うと「認定は本人よりも『介護の手がどれだけ要るか』ですから」と言われる。目が見えないと介護の手は要るのですよ。なんかおかしい。