さくら会

 「さくら会」ってエキサイティング。先月のエキサイティングの種の主が今日は来ていなかった。それはあかんよ。「皆さんの話がわからない。何をしているんですか?」と言ったのだから、自分も1か月勉強してまた来なければ。
 今日のエキサイティングも、お姑さんを自宅で介護し始めて1年ぐらいの人。某大学病院にお姑さんを連れて行き「自宅で世話をする」と言うと「あなたは変わっている」と言われた。「今は介護保険があるので、病院から施設に直結だ。間に、自宅に帰るという選択肢があってもいい。それを言いたい」と言われる。
 私は頭がくらくらする。私の周りに「病院の勧めで施設に直結」の人がいなかった。悩みながら、しんどいめをしながら、世話をしている。施設には長年待たないと入れない。そんな世界があるのか?
 また別の人「母を連れて外出する。世の中には子供もいれば、年寄りもいることを見てほしい。特に子供たちに見てほしい。」「車椅子でエレベーターに乗りに行くと、待ってくれない人がいる。待ってくれる人もいる」「認知症の人が外に出て行かないと世間は変わらない。オープンにすると声をかけてくれる人もいる」「誰でもみんな年をとる。そんなこと考えてない」
 なんかなあ、みんな、介護に直面して初めてわかったのかも。私なんか、友達の兄弟が障害があったり、畑の隣に障害者施設ができたり、教師の初めが障害児学級だったり。そんなのが普通だった。何度も悔しい思いをしてきた。ばあちゃんがぼけたぐらいで驚かないって。たいしたことないやん、て思う。
 それも介護保険を精いっぱい使ったし、恵まれていた。ばあちゃんが元気だった。みんなが「マヒして」「こう縮して」「骨折して」「誤嚥して」「胃ろうにして」「入院して」そのどれとも無縁できた。「私が苦労する前にばあちゃんが死んでしまった」そこらが後ろめたいんだよね。