「認知症フォーラム(兵庫)」2月13日(土曜日)、神戸文化ホール(NHKホームページから)

 認知症をめぐっては、近年、治療や介護の分野でめざましい進歩があります。認知症になっても安心して暮らせるようにサポートする地域での取り組みも、各地で生まれています。そうした、認知症についての最新情報をわかりやすく紹介したフォーラムです。
 出演者• 柿木 達也(兵庫県西播磨総合リハビリテーションセンター 診療部長)
    • 中西 誠司(介護老人保健施設青い空の郷 人材育成部長・作業療法士
    • 丸尾 多重子(NPO法人 つどい場 さくらちゃん 代表)
    • コーディネーター 町永 敏雄(NHKアナウンサー)
 
 内容は私が見て書いたメモ。多少のずれはあるかも知れませんが、大筋はまちがっていないところで、ご了承下さい。( )は私が見ながら、「そこ、変よ」と思いながら、テレビにつっこんでいるメモ。
 はじまり、はじまり

町永さん:認知症はなおらない、医療の手立てはないと思われていた時代から、この10年間で進歩しました。一人一人にできることは何か、考えたいと思います。
柿木さん:「認知症しあわせ計画」をしています。
中西さん:「ご本人はどのように思いながら生活しているか」からケアを見ていく。(そうですね。まだ、ケアワーカーって、その程度、なんですねぇ。家族の思いにくらべ、何十年の遅れがありますねぇ)
丸尾さん:介護をしていると、世間から隔絶された感じがして、介護者は孤独なんです。私は月に1回「家族会・さくら会」に行き、同じ立場の人と交流する中で、気持ちを分かち合ってきました。
町永さん:認知症とはどういうものでしょうか?普通の「物忘れ」との違いを、どう見分けたらいいでしょうか?
柿木さん:人に会ったとき、とっさに名前が思い浮かばないことは誰にでもあるでしょう。「昨夜の夕食に何を食べたか忘れるのは、普通の物忘れ。『食事を食べたこと自体』を忘れるのが要注意、認知症の始まりかも知れません。
町永さん:薬はありますか?
柿木さん:現在、認可されている薬があります。「アリセプト」と言います。これは認知症の治療ではありません。初期に使うと3つの利点があります。1は感情表現が豊かになる。2は意志決定ができる。(3つめは画面が消えてしまって。書けませんでした。あしからず。記憶にも残っていません。私が母のときに使っていないからでもあります。「80すぎてぼけても普通」の母には薬は無縁でした)
中西さん:薬を使うと、急に能力が落ちるところを、時間を遅らせることができます。その間に旅行に行ったり、想い出を作ることができます。(またですか?旅行しか思いつかないですか?日々のケアが大切なんです。こんなコメントを聞くと、もう〜、がっかりですよ。日々をなんとかしてよ、って言いたい。旅行だのなんだのは、ほんと!初期も初期、だんだん進むのよ。それを遅らせて日々、おだやかに暮らすのは、薬ではなく、ケア。ケアの専門家がこの程度では困る)
柿木さん:薬には漢方薬もあります。
町永さん:脳の画像を見てみましょう。(この後、カット。こういう話は本で読んでくださいね、みなさん)
柿木さん:本人は「何か、変だ。どうしたらいい?」と思って、困っている。それを何とかしてあげよう。
丸尾さん:家族が1体1で向き合うと、「あのやさしかった夫が、どうして?」「あのしっかりしていたお母さんがどうして?」と、相手の人格が変わることを受けとめられないのです。
中西さん:医療とケアの両方で安定していきます。
 
 後略。メモを見ると、しんどくなって、再現したくなくなりました。
 つまりは「医療とケアの連携。「つどい場」で介護者も介護される人も支える。医療者・介護者・研究者・学生・ボランティア・いろいろな人がまじくり・交じくり、やることが大切。商店街の空き店舗・小学校の空き教室などをみつけ、おせっかいやきのおばちゃんが始めて、おじちゃんたちも巻き込んでいくという構図である。
 しかし、ファーラムはスクリーンに「この人の場合」などが再現され、それが!見るのもつらい。
 認知症の診断として医者が「今は季節はいつですか?」と尋ねて「わからないわ、わたし、どうしちゃんたんだろう?」とはらはらとこぼれる涙をうつして・・・見ているのがつらいのよ!肩肘張って頑張っている家族を写されるのがつらい。
 もっと、笑ってできないか〜??
 やっぱり「たたかうおばあちゃんが行く」を世に出したい!と強く思う。しんどすぎる。私のまわりの「もともと明るい介護者」も見てほしい。人生ってワンパターンじゃないのよ。
 まるちゃんもこの「フォーラム」は穏やかです。実績をつんで安定してきたかな?
のんびり、ゆっくりやってください。
 私はマイペースで「紫陽花通信」なんかして、小さな情報も発信していきます。