火事から学ぶ教訓

 今度は火事だった。
 別の友達からメールがきた。「足が不自由なおじさんが逃げ遅れた」と言う。
 このごろ、一人暮らしや高齢者二人または介護される人としている人の二人暮らしがよくある。
 とっさの場合に逃げ遅れる。
 私の父も、昔むかし「隣が火事だ!」と聞いて、慌てて飛び出した。手には渋柿の皮を干したのを持っていた。たくわん漬けの色づけに干していたのだ。
 人間は慌てるととんでもないことをする。普段から練習しておかないとできないものなのだ。
 高齢者は携帯短縮ダイヤルをして、助けてくれる人と普段から使い慣れているとよいと思う。
 父がそんな笑い話ですんだのは、類焼しなかったからだ。
 弟は母に携帯電話を持たせ「1.パパ 2.ママ 3.孫」と入れて日常的に使っている。
 皆さん、短縮ダイヤルしてますか? 昼は家にじいさん・ばあさんを一人置いている人も、普段からSOS練習しておくべきですね。また「年取って周りに迷惑かけないように」なんて遠慮は無用です。私なんか、なんぼ助けてもらったか知れません。