干し柿

 中学校に行くと干し柿がぶら下がっていた。ビニール紐に通した柿の横には、ネットに一つずつ入れて、飴ちゃん飾りのようなのが縦に連なっている。柿の茎、つまり私達が「首」と呼んでいる部分がちぎれてしまったのだ。これは素敵。グッドアイデア
 次は丸いネットにサツマイモを切って干していた。
 生徒が「すももさん、このかぼちゃはいつになったら食べられるのですか?」と訊く。
 「大きいけれど、まだ若いと思うわ。未熟だから、食べても美味しくないと思う」と言うと、「前のかぼちゃは食べました」と言う。小さいほうが早くから実がなっていて、熟れていたと思う。「食べたの?」と訊くと「パンプキンケーキと団子を作った」と言う。さすが、調理実習のプロ! しょっちゅうお菓子も作っているもんねぇ。