働くアンナの一人っ子介護」荻野アンナ著 グラフ社 2009年

 夏の終わりに読んでいた。今まで書くゆとりがなかった。
はじめに
1.船乗りパパとお絵描きママ
2.あっぱれアンリ闘病記
3.働くアンナのドンブラコ半生
4.不死身アンリの人生は続く
5.パワフルママも老いる
6.アンナ流・介護のコツ
おわりに

 アンナさんのお父さんはフランス人で船乗りさん。お母さんは江見絹子さんという画家。
 「はじめに」を読んでいると「人生、山あり谷あり」
「一定年齢を過ぎた女の人生は『谷あり谷あり」です」とある。
 私は自分の本「たたかうおばあちゃんが行く!」を出すときに、表紙に帯をつけて「俳句もどき」の章をつけた。その第4章「人生は山あり谷あり越えていく」とすると、夫が「人生は山あり谷ありステイあり、だ」と言うのでつけなおした。
 しかし、自分の本を作る前にこの本を読んでいたら、私は止まっていただろう。マネをしたんじゃないのよ。荻野アンンアさんを存知あげなかったのですもの。私は普通に有名な方の著書をほとんど読んでいない。とても不勉強で、そのくせ、生意気にも自分でブログなんか書いて「いつかは本にしたい」と思っていたのだもの。もしもアンナさんの本を読んでいたら、とても自分の本、などというだいそれたことは、思いつかなかっただろう。
 この本はインタビューに答える形になっていて、それがとても読みやすい。
初めっから、漫才みたいに、テンポが良くて笑える。
 アンナさんの介護三原則は
1.失敗は許されない
2.失敗したら後悔しない
3.とっとと気分転換する
 どうでしょう?すかっとするでしょう?ほんとは、こうでもしないとやっていけない。経験したからわかる。
 半端じゃないパパとママの迫力に圧倒されます。