じゃが芋掘り

 「親子芋掘り会」をする。ジャガイモと赤ジャガイモだよ。
 去年はさつまいも掘りに来て、会うのは二回めなので、少し慣れたようだ。カタツムリを見たり、ありを見たりしている。池に「ヘビがいる」と報告に来る。住んでいるのよ。
「動物物語」の最初の2年分をプレゼントして回覧してもらう。これは子供会をしていたときの会報だ。1994年に「いのしい」「まむし」「かすみさんしょううお」などを書き、次の年は植物や「米を作る話」を書いた。
 次に「たたかうおばあちゃん最新号」をプレゼントして本「たたかうおばあちゃんが行く!」を買ってもらう。押し売りではないよ。読めば役にたつわよ。
 「今日の芋掘りは会費は要りませんが、ベターケアを買ってください。必ず役にたちます」と言って、買ってもらった。
 まあまあ楽しかった。
 じゃがいもはゴロゴロ出てくる。子どもらはどんどん掘る。「止めて!ストップ!これで充分!」と言ったら、やっと止まった。次に「人参を引こう」と言うと、どんどん引くので「ストップ!」をかける。
 しかし、そこからは親たちの偉いところで「欠席者にも届ける」と言って分配している。
 子育てで感心したのは、一人の子がカタツムリを持って遊んでいた。お母さんが「帰るよ。カタツムリさんは置いて行ってね。ここに住んでいる人やから、ね」と言って教えている。子どもはさっと放す。「カタツムリ」は「人」ではないけれど、こう言えば子どもが納得するところが「偉いなぁ」と思う。