「ブリコラージュ7〜8月号」(有)七七舎

「介護夜汰話スペシャル・介護職よ、死ぬんじゃない」
 これは「津波てんでんこ」なのに、老人を助けに行って一緒に死んでしまった介護職の人へ、気持ちはとても崇高だが、自分は死なないで、生きていて、生きて人を介護して、と言っている。生きていてね。

特集「ヘルパーでハッピー 〜介護の醍醐味を語ろう〜」
 ケース1 サービス提供責任者の立場から「ヘルパーでハッピー!お年寄りの“ありのまま”に出合える、こんな仕事、ほかにはない!」  中安千鶴
 ケース2 管理者の立場から「東日本大震災で見えてきたヘルパーの熱意とやりがい」  齋藤佳世
 ケース3 研修担当だった立場から「新しい介護がヘルパーを変えた!」  坂田重美
 ケース4 経営者の立場から「笑顔を引き出すプロ、ヘルパーが生きいきと働ける職場をつくりたい」  増田正寿
 ケース5 介護保険外でも関わる立場から「ヘルパーは生きがい探しのお手伝い」  中村むつ子
 ケース6 制度外ヘルパーの立場から「ヘルパーが開けるのは自由へと向かう心の扉」  柳本文貴
 
 見出しを読んだとき「『ヘルパーの醍醐味』と言いながら、『ヘルパー』という立場で書いている人がいないの?」と思った。
 しかし、「ケース1」の中安千鶴さんは「ヘルパーでハッピー!お年寄りの“ありのまま”に出合える、こんな仕事、ほかにはない!」と書いておられる。肩書きは「ヒューマンライフケアちくさ・訪問介護サービス提供責任者」だが、書かれている内容は、ヘルパーの仕事そのものだ。だったら、肩書きを「ヒューマンライフちくさ」だけにしたら?そしたら、「当のヘルパーが語る」となって、すっきりする。