「こんなに違う京都人と大阪人と神戸人」丹波元著 PHP文庫 2003年

 電車の中で読むのに手ごろな話題の文庫本という気持ちで買って、ずっと前に読んだ。面白いといえば言えるが、「?」と思ったり、納得できないこともあり、書かずにいたが、「ベターケア」編集長の野田さんが「関東の人と関西の人は考え方も行動も違う。東北の人はまた違っていて、遠慮深く、それがこのような災害時には遠慮しすぎて困ったことになる」という話をされたからだ。
まえがき  ・・大阪人のつぶやき
プロローグ・「京阪神」は永遠のライバルか!?
1.京阪神はひとつのブロックか
2.京都人・大阪人・神戸人  センスくらべ
3.京都人・大阪人・神戸人  気質くらべ
4.京都人・大阪人・神戸人の暮らしぶり 
5.三都の泣きどころ
6.京都人・大阪人・神戸人  味覚くらべ
7.三都の成り立ちと事情
8.三都のことばと思考
9.三都からのこぼれ話
エピローグを兼ねてのあとがき

 一部は「違う」と思ったりするが、つまり「『関西』とひとことでくくらんといて。それぞれ違うんやで」ということなのだ。うちなんかはどちらかと言うと、ことばは「神戸」であろうか?「人に笑ってもらって、楽しんでもらいたい」というのは「大阪的」であるかも知れない。サービス精神なのだ。
「西宮市」では日本の遠く離れた地では通じないので、北海道に行けば「高校野球甲子園球場のある西宮市で、プラカードを持つ女生徒の通う市立西宮高校」と言って説明していた。あはは。めんどくさい。「どっっちでもかまへん」なんて言わないのが「関西人」で「ちょっとずつ違う」のよ。