「認知症の人と家族の会」に入ったので、会報「ぽーれぽーれ」が届く。この本が紹介されたので買った。

 高見国生さんは、まだ「呆け老人をかかえる家族の会」と言っていたころからの、会の代表理事で、今も代表である。帯には「『家族の会』を率いて30年、体験をもとに描く希望への道筋」とある。
 30年だ!30年も長く、代表を務めるなど、すごいとしか言いようが無い。
 「認知症の人と家族の会」はネットで「認知症、家族の会」と調べれば、すぐに出てくる。しかし、介護中は参加できない。だから入らなかった。
 ばあちゃんが死んでからも「紫陽花の会」をするとなると、勉強しなくてはやっていけない。それで去年になって、会に入った。会報と会員バッジと30年記念のストラップが届いた。
 私が書いた「たたかうおばあちゃんが行く!」を編集長さんが高見代表に送ってくださった。「読みました」はがきは編集長に届き、私に転送されてきた。
 去年の秋、京都で開かれた「認知症フォーラム」を聞きに行ったとき、高見さんのお話はよくわかった。休憩のときに挨拶に行くと「ああ、あの写真がいっぱいの本ね」とすぐに思い出してくださった。他の参加者の方も思い出してくださった。写真もいっぱい入れて、分厚い本にして、その時は「大きすぎる!」と後悔したが、「いいのよ。小さい本だと、本棚のすみで迷子になるわよ」と妙な感想を言う人もいるほど、インパクト抜群だったのだ。