[訪問介護】 ○厚生労働省老健局  第86回社会保障審議会介護給付費分科会

  (大森彌・分科会長)
  (2011.11.24)議事録 市民福祉情報・オフィス・ハスカップより
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001yvry.html

  宮島俊彦老健局長:
   訪問介護サービス全般がお世話型になりがちである。
   掃除、洗濯、料理中心である。
   そういう在り方であっては自立支援という目的に
   合わないのではないか。

  大島伸一分科会長代理(国立長寿医療研究センター):
   廃用症候群というのは、
   私どもの研究所の大川部長が
   ずっと提唱している考え方でして、
   一言で言ってしまえば支援というものの考え方が、
   ちょっと言い過ぎかもわかりませんが、
   余分なことをやるとむしろ、
   その人の機能を逆に潰してしまうというのが
   基本的な考え方でして、
   動けないにも程度がありますけれども、
   少し動けないぐらいであれば、
   むしろ一生懸命動かすことによって機能をもどし
   維持していかないとだめだというのが
   基本的な考え方です。

  武久洋三委員(日本慢性期医療協会):
   実際に要支援者が1人で独居の場合は
   自立とか残存能力とかあるんですけれども、
   家族がここに介在すると、
   家族が行うべき家事をヘルパーに
   行わせているという場合が結構多いわけです。
   それは言語道断なんです。

 [参考資料]
 ○厚生労働省老健
  2012(平成24)年度介護報酬改定に関する
   審議報告(2011.12.07)
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001xc5b-att/2r9852000001xh2q.pdf
  3-(1)訪問介護
   ・生活援助の時間区分について、
    45分での区分を基本とした見直しを行う。
   ・サービス提供責任者の任用要件のうち
    「2級課程の研修を修了した者であって、
    3年以上介護等の業務に従事した者」について、
    段階的に廃止する。
   ・新たに身体介護の短時間区分を創設する。
  9-(1)訪問系サービス
   ・介護予防訪問介護については、
    訪問介護の見直しとの整合性を図ることを含め、
    その在り方について見直しを行う。