「NHKスペシャル  母と息子 3000日の介護記録」

 そうなんです。3000日も撮影して、膨大な映像からどれを選ぶか?です。
 「私なら選ばない」という場面があった。
 いきなり、トイレの失敗!
 また、相田さんは繰り返し、お母さんに問いかける。「おじいちゃんの所へ行け」とか言う。私だったら選ばないよ。海賊のテレビを見て「海賊が連れてっちゃう。連れてってほしいわ。海賊、尻の世話なんかしてくれないよ。ご飯、食べさせてくれないよ」なんて言う。
 私だったら言ったとしてもブログには載せない。反響が恐ろしいし、読んだ人も嬉しくないでしょう。新田先生が「ワイン飲みながら陽気な介護だ」と言うけど。秋山さんが「外からサービス入れよ」和田さんが「サービス使えば冷凍ご飯に頼らなくても良かったかも知れない」なんか、全く、違う!やろ〜。あかんやろ〜。

 新田國夫先生はベターケアの常連で、私の本も差し上げて実際に会ったこともある。パネリストの一人をしておられた時だった。「年をとるとそれが普通です」と繰り返し、おっしゃった。そうなのよ!!!!
 和田行男さんはNHKのお気に入りだ。「つどい場さくらちゃん講演会」に講師に来て、1回目は「今まで聞いた中のベスト」だったけど、2回目の講演で「認知症とは何?」と会場に問い「一度獲得した機能が脳の病変によって失われる」と学生に答えさせた。私が「80歳を過ぎたら当たり前だ。病気じゃない」と発言すると固まったんだ。それ以来その話題には触れず・・・。昨日も「相田さん、当時から介護保険サービスあったよ」に、終始していた。あったよ。でも、届いてないよ、普通の市民には。和田さんはNHKの介護の特集で、何度も「ひな壇」に座って発言していたけれど、ドキュメントで「グループホームのじいさん・ばあさん」を訴えていたけれど、和田さんの届け方では、届いていなかったのだよ。そのNHKの元ディレクターの相田さんにも届いていなかった。反省してほしい。
 秋山正子さんは訪問看護師で「マザーテレサ」と言われていると字幕が出た。ついでに言うと発言の度ぐらい何度も人名がでるので、見るのに助かる。これはいい。
 秋山さんは「排便にはリズムがある。それをつかんで、何を食べると出る、とか、何時に出る、とかを知って、トイレに誘導して、失敗をさせない。それができるのが介護のプロだ。訪問看護師とか、ケアマネの仕事だ」と言われた。
 和田さんが言う。「おこったことをどうするか?が家族。僕ら、おこる前にどうするか?」そうです!
 うちのばあちゃんも便秘気味のとき、デイサービスのスタッフさんがトイレにつききりで、出るまでやってくださったのだ。安易に「便秘薬処方します」と言うショートステイもあったので、「薬はやめて」と頼んだこともあった。下痢するとよけいに困るのよ。

 さて、また書く。