「その症状 もしかして 薬のせい?」長尾和宏著 (株)セブン&アイ出版 2014年

 これは朝日新聞の医療サイト「apital(アピタル)」のニュース・コラム『町医者だから言いたい!』のうち、2012年11月14日から2014年8月11日までの記事を大幅に加筆修正し、新たに執筆した本文とともに単行本化したものだそうだ。
 はじめに   ふらつく、口が渇く、便秘する・・・は、まず薬の副作用を疑う
 第1章 薬が多すぎる
 第2章 ジャネリックは先発品と本当に「同じ」か?
 第3章 その認知症の薬は、誰のため?
 第4章 抗がん剤という選択、しない選択
 第5章 医者と薬は、使い方しだい
 第6章 在宅医療と薬。その付き合い方
 おわりに   そもそも薬は、生活の質を高めるためにある
 
 調剤薬局で「ジェネリックに変えますか?」と聞かれるのは、国が医療用医薬品のうち後発医薬品が占める割合を60%までに高めるべく、さまざまな利用促進活動に取り組んでいるからだそうだ。
 医療費を抑えるためだ。
 「かかりつけ医を持とう」に加えて、「かかりつけ薬局も持ったほうがよい」そうだ。複数の医者に診てもらっているときなど、「重複」とか「のみ合わせ」に気づいてもらえるからだ。「往診」もしてくれる薬局があるそうだ。