「薬50種『高齢者避けて』 老年医学会、医療者向け指針案」朝日新聞 4月3日

 10年ぶりの見直しで副作用を防ぐ。
 「抗精神病薬全般」では「すべての薬」が、「対象となる患者」は「認知症」、「主な副作用など」が「脳血管障害と死亡率の上昇」と書いてある。
 「ベンゾジアゼピン睡眠薬抗不安薬」も数種類の薬の名が載っていて、「すべての高齢者に」副作用が「過鎮静・認知機能低下、せん妄、転倒・骨折、運動機能低下」とある。薬の名に「ハルシオン」とあるが、うちの「たたかうおばあちゃん」も「眠れない」と言ってはもらってきていた。飲めば眠れるのだろうが、3時間も眠れば目が覚めて、ばあちゃんとしては睡眠は充分なのに、また「眠れない」と思うらしかった。狭心症の検査入院などを経て、先生には睡眠薬をやめてもらった。ばあちゃんは気がついていないが、薬剤師さんが私に「最近、落ち着きましたね。私の説明を聞くようになりました」と言われた。「それまでなんやったんや?聞いてなかったんか?」と思ったことだった。認知症の進む前は一人で診療所に通っていたから、どんなだったのか、わからない。ぷんぷん怒っていたから、説明も聞かなかったのかも知れない。「もともと薬は毒なのだ」と肝に銘じよう。