金魚

 今日は「畑の学校」をした。
 小学生が4人とお母さんが1人。
 まず、薩摩芋と里芋を掘った。
 次に小さい葉をみつけ「これ、何?」と一人が聞くので「うーん。掘ってみないとわからないかな?掘ってみれば」と私が言うと「人参だ!小さいね」と言う。
 次の畝に行って私が「何?」と聞くと、一人が「人参」と言う。「さっきのが人参よ」と言うと、他の子が「大根」と言って、当たり。短いし、細いので何本か引かないと足りない。
 次の畝でまた私が「何?」と聞くと「大根」と言う。さすがに他の子が「おまえ、さっき、大根引いたやろ?」と指摘する。誰もわからない。実は白菜である。「今から中に中に、葉っぱが増えて巻いていくのよ」と教える。巻いてない白菜は白菜に見えないもんね。
 一人が「カナヘビや!」と言う。うんと小さい!今年生まれだね。トカゲは青やら綺麗なすじ模様だ。カナヘビは茶色で地味だ。
 金魚に餌をやりに行って、藻を触っていたら、ひとりが「ちっちゃいのがいる」と言う。「ボウフラやろ?ピコピコしてるよ」と私が言うと「金魚や!」と言う。ほんとだ!横にいる。うんと小さい金魚だ。 この頃、「金魚すくいサイズの金魚が増えた!」と思っていたら、子どもだったのだ。卵を産んで、育ったのだった。たくさんの卵のうち、2匹が生き残って、金魚すくいサイズになったのだ。
 さつまいもと里芋を畝に置いたまま乾かしていたので、分ける。
 大きいのから順に「い〜ち、に〜」と数えながら取る。
 最後はじゃんけんで、決めるなんて、自分達でちゃんとやるもんだね。
 私も楽しかった。