昨日のこと

 農繁期になり、二倍速でやっている。
 その上、たまにとんでもないことがふってわいて、びっくり。
 昨日は近所のが「おじいちゃんがなくなった」と言うので、家におまいりに行った。夫です。家族葬で済ませていた。
 その人が先月、散歩中にたまたま私が玄関前にいたので話しかけてきた。
「介護してる人の集まり、ない?」と聞く。私の紫陽花の会やんか。「たたかうおばあちゃん」のことも知ってるし、本もあげたよ。
 それで、うちに入ってもらって、「紫陽花の会においで」と言って、まるちゃんの「ぼけた家族の愛し方」を貸した。「初歩だよ」と言って「読みやすいよ」。北川なつさんの挿し絵のあの本。
 先月の紫陽花の会「お花見」の前だったので、紫陽花の会に誘っていたら、おじいちゃんが肺炎で入院した。「もうあかんかも」と言う。それで「毎日見舞いに行くんだよ。耳は最期まで聞こえるから話しかけてあげてね」と言った。
 その話と貸した本が良かったのですって。
 心が軽くなり「自分が仏の心境になり、毎日、病院に見舞いに行き、おじいちゃんありがとう!と話しかけた。ほっぺたさすった。そしたらおじいちゃんの目から涙がポロリ。安らかな最期で。すももさんのおかげ」と言って思わず、涙ポロリ。泣けばスッキリするよね。
 良かったね。