いちはつの花

 「いちはつの花咲きいでて我目には今年ばかりの春ゆかむとす」
 中学校の時に習ったこの歌は、正岡子規でした。
 病床の正岡子規は、いちはつの花を見て、春の終わりを知った。そして自分の命の長くないことも知ったのです。なんか、寂しくて、いちはつが咲くたびに思い出す歌です。