さくら会例会(痴呆老人の介護をしている家族の会)

 久しぶりに「普通の月例会」だった。これまでは、講演会になったり、クリスマス会や、ボーリングのようなイベントに替わったから。
 6人テーブルが4つ用意されて、お菓子と飲み物があった。すごい。美味しい時は、皆、心もなごむのよ。
 私のテーブルは、介護中の人が3人だった。
 一人はとても重症のかたで、家庭で介護されているのが、偉いと思う。頭がさがる。
 もう一人は、脳内出血で倒れたご主人を介護されている。まだまだ、若い。
 「何が困るの?」の話をすると、その人が「主人は、私が言うと『はい、はい』と言うのよ。でも、しないし、してはだめよ、と思う事は、するのよ!」 わ〜っ、ばあちゃんと同じだ。笑える〜。
 「ばあちゃんは、もう、私のこと、思い出さないときは『奥さん』て呼ぶんよ。『娘は産んでまへん』と言ったり『ばあちゃん、車が来るから、気をつけな、危ないよ』と言うと『早く死んだら、ええがな』なんて、にくまれ口をたたいていた昔が懐かしいわ」と言うと「懐かしいですか?」と訊かれた。ま、そういうときもあるさ。