失語症ライブ

 午後1時30分から、甲東ホールで失語症ライブがあった。遠藤尚志さんは、言語聴覚士だと紹介されている。失語症は、脳卒中などの後遺症により言葉が出なくなった人たちだ。ライブでは、参加者が歌や会話を楽しみながらコミュニケーションを学ぶ。順に参加者の名を呼んでいくと、となりの人につられて「は〜い」と言えたり、「どんぐりころころ」を歌いながら「こんにちわ」と話しかけると、「こんにちわ」と言えたりするのだそうだ。初めて言えたら、本人も家族も介護している人もとても嬉しい。「感激した!」と言う参加者もいるそうだ。
 ところで、その歌の伴奏者を探していた。私が2月19日のブログに書いたボランティアの人に言うと、とても喜んで「是非、やらせて」と言ってくださった。頼みに行った私の方がびっくりしたし、スマイルさんもまるちゃん(丸尾多重子さん)もとても喜んでくださった。いろいろなつながりを大事にしていると、さっと人の役にたてる。ありがたいことだと思う。
 終わって、そのピアノの先生から電話がかかってきた。「良い経験だったわ。本人と家族の他に、介護のプロや言語聴覚士になりたい人とか、大勢でね、あんなに100人もの人の前でやるのは、めったにないので緊張したわ」とおっしゃる。でも「よかったわ。また、何かあったら、誘ってね」と続き、次回も他の催しでも、お願いできそうだ。