さくら会例会は、つどい場「さくらちゃん」で

 さくらちゃんがオ−プンしてから1年がたつ。その時もさくらちゃんで例会をした。リビングのソファと椅子では座りきれずに、隣りの和室から覗くようにして話の輪に参加した。
 初めて参加した人が中心になるように進めるのが「さくら会流」かな? 紹介され、自分の名前を言っただけで、わーっと泣き出す人もいる。そうか、そうか、つらかったんだね。でも、大丈夫。みな、似たような経験をしてきた。つらかったこと、悔しかったこと、いっぱいあった。だから、わかるよ。泣いていいよ。
 今日は、初参加の人が、とても元気だった。一人は、自分の親を入院させた経験をいっぱい話してくださった。とても、参考になった。とくに「どこの病院に入れてはいけないか」が!!
 本当は「どこの病院が良いか」を知りたいのだが、それより何より「ここには入れてはいけない。ひどい目にあう」方が、切羽つまって切実なのだ。うちのばあちゃんのように、元気でうろちょろするからって「入院したら、おとなしくなるよ」とあま〜い誘い、悪魔の誘惑にのると、「おとなしいが、呼びかけても、うんともすんとも言わない、何も反応しない」状態になってしまう、こわ〜い、薬だか注射だかが、あるのだそうな。皆、気をつけなよ!病院に近寄るなよ! ってわけにも、いかないし、ね。
 もう一組は家族で、お母さんを介護されている。一家が団結しているのが、わかって心がなごんだ。
 ほかには「去年の今頃は大変だったけれど、思い切って入院させたら、おちついてきて、退院できた。今は家からデイサービスに通っている」と言うかたがおられて、ほっとした。
 それにしても、喧喧諤諤、議論が沸騰したのは、ある人の事例。ひどい病院、ひどいケアマネ、こんなときは、さくら会が一緒になって交渉し、抗議し、たたかってあげなくては...と来年度からの課題が見えてきた例会だった。