「痴呆の理解と老人ケア」
五島シズ著 関西看護出版 ケアハンドブックシリーズ 2001年
「はじめに」を読むと、著者は聖マリアンナ医科大学に勤め、そこでは大学病院としては、初の痴呆老人のデイケアをしていた。定年で退職されたあと、特別養護老人ホーム、老人保健施設、痴呆疾患治療病棟に勤め、その間10数年、東京都高齢者介護相談コーナーで痴呆性高齢者介護相談をされた。
第1章 痴呆の理解
1.痴呆の理解
2.好ましい接し方
3.日常生活への援助
4.精神症状や問題行動への対応
第2章〜第6章 事例集 痴呆性老人との接し方、事故の防止、家族への援助
つまり、これは教科書だ。「うまくいくなぁ」これを読んでいると。
でも「ぼけとの二人三脚」のすさまじさを読んだあとだから、「理想郷」に見えて、現実味が色あせる。まぁ、「いろんな人がいるもんだ」と思えばよいのかも知れない。