午後は第4分科会「家族がもの申す介護」

 司会はまるちゃん、「何でも言って」と言う。
 最初に中迎聡子(なかむかいさとこ)さんが話す。この人は若い、まだ30歳そこそこ。特養で勤務したあと、宅老所「いろ葉」を設立したそうだ。そこの利用者のおじいちゃんの例を話してくれた。なかなかすさまじいじいちゃんだ。
 つぎにフリートーク。私が「ばあちゃんのステイは最初は『不穏』と書かれ『やめて。普通の日本語で言って』と言いました。ある時は『沸騰した』と言われ『やかんか!』とも。ところが、今はばあちゃんが怒っても、ステイの人たち、皆『笑うしかない!』って、笑ってます。ばあちゃんはステイが好きになって帰りたがりません。私が迎えに行くと『どこ、どこ?』と私の頭を通り越して迎えを探します。言えば、変わるんです」と言う。
 まるちゃんがすかさず「変わったのは『すももちゃん』です」と言う。私も笑うしかない。「言われた〜」と言って笑う。また、さくら会会長が「そんなもん、初対面のころは、つっけんどんで
ね〜」と言う。言うなよ、ケアマネ君の前で、皆、ばれたじゃないの。なが〜い人生、つらいこと多くて、初対面の人にはバリアを張って「この人は、大丈夫か?」と探るくせがついていたんだよ。初対面で一発で心許せる予感がしたのは、唯一まるちゃんだけだった。それ以後「まるちゃんの弟子」になり、ついに「弟子のほうがいばっている」状態になった。ま、ええやん。