「森林はモリやハヤシではない 私の森林論」四手井綱英著 ナカニシヤ出版 2006年

 四手井(しでい)さんは京都に生まれ、京大農学部林学科を卒業し、秋田営林局などに勤め、大学の教授になられ、現在は京大の名誉教授だそうだ。裏山を見ているだけの私には、さっぱりわからない話がとても刺激的だ。「人工林と天然林」という中に『同齢・単純・一斉林』はいけない、『異齢・複雑・不斉林』が良い」とある。杉や檜の植林が一見綺麗に見えるが、台風の大雨で土砂崩れになりなぎ倒された例をみると、よくわかる。これもまだ30ページで読むのが楽しみ。