「世界屠畜紀行」 内澤旬子著 開放出版社 2007年

 こんな本が他の本といっしょに環境コーナーに並んでいるのだからいけない。思わず手にとったら、買わずにいられない。子供のころ、家で鶏を飼っていて、特別の日には家でつぶして「ご馳走」としていただいていた者として、普段、口に運んでいる肉がどのようにして殺されて食卓に運ばれてきたかに、目をつぶっていることは失礼だと思う。これは「屠畜場イラストルポ」