怒る!介護者たち

 本日、まるちゃんは留守である。同じ西宮市の別の地区である社会福祉協議会の研修会の講師に行く。(帰ってきてから聞くと、150人も集まっていて、しかも事前に知らされていたのでテレビを見ていた人が多い)
 定例会は普通は、初参加の人が自己紹介をする。今回も一人おられた。
 次に来た人は「施設に入ったので、週に2回、会いに行くと、行く度に、別人のように悪くなっているんです〜」怒る、介護者!施設の名を聞くと「それは、あかんわ。早く、よそにかわりなさい」と言う、悪名高いところだ。「ブラックリスト」を作って公表せんとあかんなぁ。とんでもないところはたくさん、たくさん、あるのだ。
 私は言われた。「あんたのところは恵まれているよ」なんで?「ショートステイが月の半分、だなんて、たくさん、とれるやん。それも、一つの施設で、ケアマネさんがとってくれるんでしょ。すごい楽やん」と言う。「なんで?」と訊くと「町のほうは、施設は沢山あるけど、利用したい人も多いのよ。ケアマネさんがとってくれないの。自分で施設に電話をかけて、あちこちかけて、複数の施設でちまちまとって、それからケアマネさんに報告するの」あらま。「ケアマネさんて、そんな、利用者や家族に寄り添ってくれたりしないのよ」
 びっくりぎょうてん。うちのばあちゃん、ケアマネさんは3人目。先日、前のケアマネさんに会った。今は「担当」ではないので、友達みたいに話している。ケアマネさんで、苦労したことなんて、ないなぁ。三人とも誠実で熱心なので、こちらも誠実に話していたら、うまくいく。そう言うと、皆「信じられない」「あんた、とっつき悪い。こわい。慣れると平気やけど」と言う。しまった。「さくら会」ではつい他の人の「ひどい施設に怒る」話を聞くと、一緒になって怒るから「こわい」と思われてしまった。それと「集会では役所になめられないようにガード」したり「一人で交渉に行く時は、ひたすら低姿勢でいって同情を買う」小細工もするからなあ。あはは。ま、ええか。