とりかぶと 

 次に左となりには、芦屋市の女性が座られた。「森山まり子先生の近くに住んでいます。家の近くに、どんぐりの木がたくさんあるので、拾う活動をしています。バザーをして集めたお金を寄付したり、今度、4月1日には神戸メリケンパークで『熊森バザー』をするので、手伝いボランティア募集中です」と言われた。「たたかうおばあちゃん」をさしあげたら「わかります。私も介護しました。まだ介護保険がなくて苦労しました」と言われた。
 残った席には、若い女性3人組が来られた。またまた「たたかうおばあちゃん」をあげて「笑ってごまかせ関西人」と言うと「そうですね」と、のりがいい。「『ばあちゃん、車が来て危ないよ』『はよ、死んだら、ええがな』『大丈夫、ばあちゃんを見たら赤信号。徐行しなさい、と息子に教えたよ』の話をする。
 「介護者の会で『北海道車椅子の旅』に行くのよ。自分のばあちゃんは預けて行く。自分のばあちゃんはみられないのに、よそのばあちゃんの面倒はみられるの」と言うと「そうよ、そうよ」とのってくれる。「その人の娘さんが『連れて行って。ついでに無人島で置いてきて』と言うの」と言うと「そうよ、言わないとやっていけないよねぇ」私も「『無人島には行きません』言うと『湖に沈めてきて』それで昭和新山のロープウェーで『湖、遠い。届かへん』言うてね、皆で笑うん。湖のそばで言うたら、警察が来る」と言う。
 すると、その人は「私の友達は、ヘルパーさんに買物を頼むメモに、いろいろいろいろ書いて、最後に『とりかぶと』と書くの。ヘルパーさんの答えは『ありませんでした』」あはは!笑える!これはいいわぁ〜。
 それにしても、開幕前からもりあがって、それも「熊森」の会合で「介護」の話で盛り上がるなんて!うちのテーブルだけであった。あはは。さすが、いつでもどこでも「宣伝、宣伝」
 私は気が多いのか、森山先生が「熊森」、まるちゃんが「つどい場さくらちゃん」に打ち込むようなことはできないが、あちこちに顔をだすだけに、その場で他の宣伝をするという手が使える。これもいいかも。別れるときは「またね」と言われた。このメンバーに来年も会えるだろうか?