講座「腰痛予防・緩和の実技 徹底セミナー 介護者・介護職のための“セルフケア”」

 川崎美織さん・田中国彦さん
 「川崎さん、お久しぶりです。田中さん、初めまして。ばあちゃんがベターケアにのりました」これは自己紹介としてはすごいインパクト。A4サイズに焼いてもらった写真全部を見てもらうと、しゃがんで草を引くばあちゃんのスタイルに感心してもらえる。「89歳でこの格好ができますか?」だって昔の「和式トイレスタイル」だ。「元気ですね。草引きと言う生きがいがあっていいですね」「でも、このごろは草引きが嫌いみたいです」「では違うことをみつけてあげてください。頑張ってください」というわけだ。
 田中国彦先生は健康運動指導士・柔道整復師。「日本大学文理学部体育学科卒業後、東京都世田谷区保健センターにて20年、中高年の健康維持(主に生活習慣病の予防)や増進のための運動・地域への出前講座・調査研究などを行なう。そのほか、現在は介護者やお年寄り向けに転倒防止や腰痛・膝痛を予防・改善する運動指導を第一線で行なっている」とちらしの説明にある。  
 「腰痛予防のための自己調整法 骨盤のバランスを整える」
0.基本の考え方 
 一つの動きでも右方向と左方向で「気持ちよさ」または「痛さ」を感じる場合、どちらかの腰が悪いとかバランスが悪いのである。この時は「快方向」つまり「痛くない・気持ちよい・楽にできる」方向に行なうとよい。
 動作はゆっくり、息をしながら行なう。気持ちよい所で止めて、2〜3秒、その後、全身をフーッと瞬間脱力する。そして力を抜く感じで、ため息を1回、間をとってもとの姿勢にもどる。
1.両膝倒し
休憩. 腰を丸める運動
2.かかとのばし
3.カエル足
腰痛に効く呼吸法・腹式呼吸
座式マラソン