社会見学と交通費

 今日は中学生と一緒に社会見学に行く。引率するわけ?連れて行ってもらう?ではない。
 交通費だが、「療育手帳」というのを持っている中学生は半額になり、引率者も半額になる。お母さんが行けない子とペアを組んだ。その子のお母さんはとても若くて私の娘ぐらいの年齢なので、この子は私の孫かしら?
 療育手帳にもいろいろあって、大人料金を払わなければならない生徒もいる。からだやこころや学習面で、なんらかのハンディキャップを持った児童・生徒が「なんとか手帳」を持っているわけで、その数が全国でどれぐらいいるのか、は、調べればわかるだろう。でもどうして「手帳があればみんな半額」にできないのだろう?通学で毎日乗る子もいるだろう。こうして「たまのおでかけ」しか乗らない生徒もいる。みんな半額ならでかけやすい。
 旭山動物園は手帳があれば引率者も共に「入園は無料」だった。そういえば、旭山動物園の「入園料値上げ」のニュースがあった。市民は安く、市民以外は高くなるそうだ。
 なんだか、いらいらしてきた。
 「なんらかのハンデイキャップ」と書くときに「これは差別発言」と言われるような言葉に気をつけて書くのが、ちょっとしんどい。言葉だけ気をつけてもらっても「差別の心」は消えないもの。私が中学でハンディのある子らのクラスの担任をしていたころは、とてもひどい表現であった。今、書くのもはばかられる。ばあちゃんが認知症になり、前は「痴呆」と呼ばれていて、いい気持ち、しないよな、そういえば昔の「差別的名称」ってひどかったよな、と今更ながら当時のご両親の気持ちを思ったりする。手遅れだね。