認知症の症状

中核症状・・・誰にでも認められる
 +記憶が悪くなる ものを覚えこむこと、覚えておくこと、思い出すこと
 +場所や時間がわかりにくくなること
 +理解できなくなること
周辺症状・・・出る人、出ない人がある
 精神的な不安、気分が沈む、妄想。「あんた、また、私のご飯に何か、入れたでしょう?」離れて住む息子が来るときに限って、お茶の葉を食べてみる、というとっぴもないことをする。または普段会わない人が来ると、一日固まってしまって「よそいきの顔」をして帰ったあとの落差。(そうなのよ、そうなのよ、というわけで介護家族は「あ〜、松本先生はわかってくれた〜」と思うのよ、ね!)
「夜間せん妄」について、大事なことは、家族の介護が悪いからせん妄が出たとか、思う必要は一切ない。一生懸命しても、介護者のせいではない。ここを力説したい。本人の気持ちを理解しても、しきれない部分が出てきたら「これが病気なんだ」やっぱり医療とさいごは組まないと!
 それから、悪くなってから医者にかかるのではなく、早くからかかっていることが本人の症状が落ち着くことになる。
 専門医は少ない。かかりつけ医にまず相談する。専門医は常日頃その人の状態を見ていないので、わからない。医者の連携がとれていないのが問題だ。