ケアマネさんの訪問日

 「ケアプランを作ります」と言う。
 「入所の順番が来たらどうしますか?」と訊く。「入れてもらいます」と答える。デイに初めて行ったのは、2000年(平成12年)だ。お役所みたいに平成で書くのである。その時のケアマネさんに「入所の申し込みをしまくか?」と問われ「すぐに入れたいとは思いませんが」と言うと「順番が来ても『まだ入りません』と言えばいいのです」と言われた。そして申し込んで「100人待ち」だ。それから「何人待ちになったか」は聞いていない。途中で割り込んでくる人がいるからね。「一人暮らしの人が入院し、退院しても一人暮らしができなくなって入所」という人やら、いろいろいるらしい。
 今は?ナフタリンを口に入れていたときには「もう家では見られない」と思った。しばらくして「まだこんなに動くのに、下手な病院に入れて薬で動かなくさせられたら、寝たまま何年も生きているなんて」と思うと「まだ家にいられるかな」と思いなおす。その繰り返しかな?でも「順番が来たら入れてもらいます。断ったら次にいつ順番が来るか、わからないから」と答えた。
「ばあちゃんを入所させて、すももさんはどうするんですか?」とケアマネさんが訊く。「空の巣」になると思っているの?なるかも知れないがならないかも知れない。
「ばあちゃんのこれからをどうしますか?」と訊く。そんなこと...わからん。今でも、やられてから「しまった」の繰り返しだ。先の見通しがついたら苦労するかい?