オープニングプログラム「ようこそ滋賀へ」「糸賀・田村・池田の思想から茗荷村運動へ」(全体会)12:50〜14:10

ビデオナレーション デイサービスセンターらく滋賀県)所長 東川晃子さん
  障がい児教育で有名な3人の先生のうんと古い写真を見せてもらった。有名なのに著書を読んでいない不勉強なもので見せてもらってよかった。
  近江学園は昭和21年に作られたそうだ。戦争で親をなくし、しかも障がいを持つ子供らにとって当時の社会はどんなにか住みにくかったであろう。この3人の先生がこの子らの生活する場を作られたのだ。「生活」「学習」「生産」がモットーであったそうだ。

ナビゲーター 
 1.街角ケア滋賀ネット 世話人代表 溝口弘さん  去年の春に西宮で「宅老所フォーラム」をしたときに来てくださったのだ。今回も2日目も終わって帰ろうとするときにお会いしたので、挨拶すると覚えていてくださった。去年は1981年に「なんてん共働サービス」を作った話をしてくださった。
 2.兵庫県宅老所・グループホーム・グループハウス連絡会 世話人代表 中村大蔵さん  おなじみの、かの「園田苑」施設長さんだ。今回も「園田苑だより」持参。
 ナビゲーターって、カーナビのナビ?司会進行とまた違うのかな?なんでもカタカナなんだから...

話題提供
 1.大萩茗荷村滋賀県)代表 仲本耕児さん 
  うわさに聞く茗荷村。仲本さんはもう24年も大萩茗荷村にかかわっておられるそうだ。見に行きたいと思う。
  仲本さんは「パワーポイントを作るのが初めてなので、表紙を作るのを忘れました」と言われた。その一部が「要綱」にのっているので、見ながら余白にメモを書きながら話を聞いた。それでなくては忘れてしまう。分厚い要綱のおかげで助かる。
  初めは田村一二さんの写真と茗荷村の説明。「茗荷村は、行政単位の“村”ではありません。田園が広がる滋賀県の湖東地域東近江市周辺の山野を舞台に実現された農業生産を基盤とする自立循環型・人間に温かい社会づくりを目指す団体です」
  次が絵地図のようなイラストだ。
  仲本さんの話が終わると中村大蔵さんが「茗荷村を地図でさがしてもありません」と言われた。ちゃんと見に行かれたそうだ。

 2.ボランティア「衣川台オアシス」(滋賀県)代表 田中正彦さん
  田中さんは建設会社に勤め、退職後、2001年「衣川台オアシス」設立に参加され、世話人になり、2007年からは世話人代表になっておられる。
  散歩の途中に休憩し、おしゃべりをしたり、ほっと一息、老若男女が集う場所、それがオアシス。中村大蔵さんの質問に答えて「オアシスという建物があるわけではなく、総称としてのオアシアス」場所は衣川台南自治会館の「おしゃべりサロン」という。
  事業は多岐にわたり(A.高齢者福祉の向上、支援・・・お食事会など11項目)(B.要介護者への在宅サービスを目指すもの・・・送迎)(C.その他・・・おしゃべりサロンなど7項目)(D.地域の環境美化に関するもの・・・リサイクル・アルミ缶回収)(E.事務関係・・・14項目)
  去年4月13日には京都新聞に「UP地域の力・衣川台オアシス・わが町見直し活性化」と紹介されている。
  田中さんが言われるには「世話人14人でできることをしている。自治会は毎年役員が変わるので、継続して行うには有志が適している。自治会館を優先使用させてもらうかわりに、自治会行事に積極的に参加する。目標は、いずれ入る老人ホームなどへの入居を1日でも遅らせよう。課題はまだ参加していない方にどう呼びかけて来てもらうか。また新しいスタッフが欲しいと思う」
  中村大蔵さんが「衣川台は地図にのっています」と言われたから、見に行ってこられたのだろう。「継続するのが偉い」を言われた。たしかにこんなにいろいろやっているなんてすごいなぁと思う。大津市にある。

 3.元気な仲間滋賀県代表理事 谷 仙一郎さん
  谷さんは税理士事務所に勤めたあと、稼業のこんにゃく屋を継いだそうだ。それからホームヘルパー資格をとり、NPO法人・元気な仲間の「あったかほーむ『ただいまぁ』」をしておられる。湖西の高島市だそうだ。
  「あったほーむ」というのは滋賀県野事業で10何件かあり、まちづくりの拠点になっているそうだ。
  谷さんの『ただいまぁ』は、もと繊維工場を借りてやっている。生き甲斐デイサービス・学童くらぶ・買い物支援事業・福祉有償運送事業・介護保険デイサービスをしている。

 まとめとして中村さんが「3人の方の報告は『時代の要請』というのではなく『自分の問題』としてやっている、あったかい自然なものを感じます」と言われた。